体験レポート:バニラエア東京ー台北線の搭乗記

バニラエアの客室乗務員

バニラエアの体験レポートを紹介。バニラエアの飛行機で行く激安旅行を計画している方は、是非参考にして下さい。就航初日の2013年12月20日、バニラエア東京ー台北線を利用して2泊3日の台湾旅行に出かけました。航空券は就航記念セールの時に予約、わくわくバニラで片道1,000円でした。諸経費や手数料を含めると片道5,000円程になりましたが、それでもお得です。
目次
成田空港までのアクセスについて

京成上野駅

スカイライナー

スカイライナーの乗車券

成田空港第2ターミナルの看板

成田空港第2ターミナルの展望デッキ

バニラエアのチェックインカウンターがある成田空港第2ターミナルへは、京成上野駅からスカイライナーで向かいました。スカイライナーの運賃は、乗車券1,200円と特急券1,200円を合わせると2,400円、台湾までの料金より、成田空港までの料金の方が高いという不思議な状態に・・・自宅からのアクセスが便利なのと、朝が苦手なので今回はスカイライナーを選択しましたが、成田空港までの料金をとにかく安く抑えたい方には、東京シャトルなどの格安バスがオススメです。途中、青砥駅でスカイライナーが一時停車した時は一瞬ヒヤッとしましたが、無事、40分ほどで成田空港第二ターミナルに到着しました。搭乗手続きまでまだ時間があったので、展望デッキに行って写真撮影、あいにくの空模様です。
バニラエアのチェックインカウンターについて

バニラエアの電光掲示板

Fコーナーの看板

Fコーナーの入り口

チェジュ航空のチェックインカウンター

バニラエアのチェックインカウンター

お祝いの花

バニラエアのチェックインカウンターは、Fコーナーにあります。チェジュ航空のチェックインカウンターを奥に進んだ所です。搭乗手続き開始20分前の11時40分に、チェックインカウンターに行きましたが、ちょうど電気を交換している時でした。これには驚きました。既に20人近くの方が並んでいました。乗客は40代〜60代の方が中心でした。さわやかプラスという旅行会社のツアーを利用している方が多かった気がします。搭乗手続き開始15分前の11時45分には、グランドスタッフの方が登場しました。就航初日ということもあってかスッタフが多い気がしました。関係者からのお祝いの花も沢山届いていました。
バニラエアの搭乗手続きについて

バニラエアのグランドスタッフ

バニラエアの航空券

バニラエアの搭乗手続きは、通常、出発時刻の2時間前から開始されますが、この日は11時50分から搭乗手続きが開始されました。搭乗手続きは他の航空会社と一緒でとても簡単です。航空券を予約した時にプリントアウトした予約確認書とパスポートをグランドスタッフに渡すだけです。受託手荷物料金はシンプルバニラ運賃、コミコミバニラ運賃の場合は20キロまで無料、わくわくバニラ運賃の場合は、有料です。グランドスタッフのほとんどが、元エアアジアジャパンのグランドスタッフだと思いますが、バニラエアとして初の国際線搭乗手続きということもあって緊張しているのか、1組当たり5分ほど時間がかかっていました。航空券のデザインはとてもシンプルでした。コストカットの意識が航空券のデザインまで浸透している感があっていいですね。なお、バニラエア国内線の場合は出発時刻30分前に、バニラエア国際線の場合は出発時刻50分前に、搭乗手続きが締め切られますので注意して下さい。
バニラエアの搭乗口について

70番ゲートに向かうエスカレーター

バニラエアの就航記念セレモニー

クウタン

バニラエアの石井社長

航空券発券後、荷物検査、出国手続き、両替えを行ってからバニラエアの搭乗口に向かいました。この日、搭乗口は70番ゲートでした。そこまで遠くなかったですが、奥に入り込んだところにあり、まわりにはカフェや飲食店はなく、自動販売機があるだけでした。搭乗口では、就航を記念したセレモニーが行われていました。バニラエアの石井社長をはじめ、成田空港の社長、千葉県の県知事代理、成田市の市長、国土交通省の担当者など多くの方が列席していました。セレモニーでは、テープカット、フォトセッション、バニラエアのテーマ曲の演奏が行われていました。東京ー沖縄線の初フライトには、千葉県のマスコットキャラクターちーばくんと、成田市のゆるキャラうなりくんが搭乗したようですが、2人?ともパスポートがなく、東京ー台北線の初フライトには搭乗しませんでした。また、セレモニーに参加していた、バニラエアの石井社長は、何故かカメラマンになって成田空港のゆるキャラ、クウタンと乗客の記念写真を撮っていました。好感度アップです。
バニラエア初フライトの記念品について

バニラエアのトートバック

バニラエアの初搭乗証明証

ザ・ボディーショップの商品詰め合わせセット

成田ゆめ牧場の無料招待券

セレモニー終了後、全175名の乗客には初フライトの記念品がプレゼントされました。バニラエアのロゴマークが付いたトートバッグの中には、初搭乗証明証、ザ・ボディーショップの商品詰め合わせセット、成田ゆめ牧場の無料招待券2枚が入っていました。また、記念品と一緒にチラシも何枚か入っていました。
バニラエアの飛行機までの移動手段について

バニラエアの飛行機写真1

バニラエアの飛行機写真2

バニラエアの飛行機写真3

バニラエアの飛行機写真4

搭乗口からバニラエアの飛行機までは、バスで移動しました。175人の乗客が3台のバスに分かれ搭乗しました。バスが飛行機の前に着くとタラップを登って飛行機の中に入っていきます。この時既に、出発予定時刻5分前の13時55分、定時出発、定時到着は厳しそうだなと思いました。乗客が搭乗した後、機内販売品のワゴンが積み込まれました。出発予定時刻を過ぎようとしているためか、客室乗務員の方や他のスタッフの方はバタバタと仕事を進めていました。
バニラエアの機内について

バニラエアの座席シート

バニラエアの機内誌

機内は白い壁と黒の座席シートで統一されていて、すっきりとした印象です。座席シートは合皮素材で作られていて、座る前は固そうと思いましたが、座ってみるとちょうどいい固さで、肩や腰に負担がかかることはありませんでした。また今回は、一番前のリラックスシートだったので座席間隔もまったく気になりませんでした。むしろ、普通の航空会社のエコノミーシートより広かったぐらいです。これで片道1,200円のプラス料金なら安いと思います。他のLCCと同様、機内モニターは設置されていませんでしたが、沖縄、台北、札幌の旅行情報が書かれた案内誌が各席に1つづつ設置されていましたので、こちらを読んで出発までの時間をつぶしていました。なお、こちらの案内誌には、バニラエア就航各地で使えるクーポンが付いています。出発予定時刻を10分過ぎた14時10分に、離陸準備に入りました。客室乗務員は男性2名、女性2名が搭乗していました。責任者の方がひとり、ひとりのプロフィール紹介をユニークに行い、機内には笑いが溢れていました。先ほどの岩田社長のカメラ撮影といい、客室乗務員の方のトークといい親近感が湧いてきます。
バニラエアの機内食とサービスについて

エアアジアジャパンのロゴが隠されたトレー

成田ゆめ牧場ミルク玉プリン1

成田ゆめ牧場ミルク玉プリン2

成田ゆめ牧場ミルク玉プリン3

海の恵みパエリア風ごはん1

海の恵みパエリア風ごはん2

ごろごろ野菜とやわらかお肉のデミグラスソース1

ごろごろ野菜とやわらかお肉のデミグラスソース2

お肉好きのメンチカツサンド1

お肉好きのメンチカツサンド2

離陸したのは結局、出発予定時刻を30分過ぎた14時30分でした。出発20分過ぎたあたりから客室乗務員の方が、機内食の準備を始めました。機内食ワゴンの中に入ってトレーには驚きました。バニラエアの前身、エアアジアジャパンのロゴが書かれているのです。正確には、エアアジアジャパンのロゴが見えるわけではないのですが、エアアジアジャパンのロゴの上に銀色のシールが貼られて隠されたトレーが使われているのです。はっきりとAirAsiajapanと読めました。ただ、これもコストカット精神の賜物だと思い、更に親近感がわきました。そんな事に注目しているうちに、機内食の販売が開始されました。

成田ゆめ牧場ミルク玉プリン(350円)、バニラエア特製とろ〜りクリームパン(200円)、海の恵みパエリア風ごはん(700円)、お肉好きのメンチカツサンド(500円)の4品を注文しました。メンチカツサンドとクリームパンは売り切れでした、また、プリンは最後の1個でした。メンチカツサンドとクリームパンの代わりに、ごろごろ野菜とやわらかお肉のデミグラスソースを注文して、お会計は2人合計1,900円でした。パエリアとデミグラスソースは、暖めるのに18分かかるということでしたが、プリンはすぐに出てきました。プリンの周りを覆うゴムをつまようじで割っていただきました。甘くて、柔らかくておいしかったです。残りの2品はなかなか出てきませんでした。結局出てきたのは注文してから35分後でした。機内食の注文が入る度に温める機械を開けて追加しているためか、通常より多くの時間がかかってしまったようです。初日なので仕方ないですが、今後は過去の販売数に応じて事前に温めておいた方がいいんじゃないのかと思いました。個人的にはパエリアのほうがオススメです。機内食が苦手で普段は、一切手を付けないんですが、ぺろっと平らげてしまいました。空腹だったことも関係あるとおもいますが、そこそこおいしかったです。(メンチカツサンドは帰りのフライトで注文できました。)

機内食の販売が終わったのは、販売開始から1時間30分ほど経ったころでした。機内食は飛行機の前方と後方の両方から販売されていました。中央あたりでは、ビールまで売り切れとなってしまったようで、ご老人が客室乗務員の方と話し込んでいました。また、注文したのに商品が届かないというトラブルも何度か発生してました。ただ、みんな初日ということもあってか、怒っているというよりは、アドバイスをしているという感じでした。客室乗務員の4名は忙しそうでしたが、パキパキと笑顔で働いていました。本当にお疲れ様です。

桃園空港からのアクセスについて

桃園空港第1ターミナルの搭乗口

桃園空港第1ターミナルの搭乗待合場

桃園空港第1ターミナルの出発ゲート

結局、到着予定時刻を10分過ぎた17時10分(台湾時間)に桃園空港第1ターミナルに到着しました。飛行時間は3時間40分でした。ボーディングブリッジを渡って、飛行機の外にでると、折り返しで運航される台北ー東京線の乗客が沢山待機していました。そこから、入国ゲートまでは5分ほど歩きました。バニラエアの機内で配れた、台湾の入国審査書類を事前に記入していたこともあり、すぐに入国できました、入国ゲートを出てしばらく歩くと荷物の受取所がありました。荷物は既に出ていました。荷物を持って到着ターミナルの地下1階にある、バス乗り場に向かいました。利用したバスは國光客運の台北車站行きのリムジンバスです。料金は125台湾ドル、日本円で約450円でした。ガイドブックには所要時間の目安は50分と書かれていましたが、台湾名物?の渋滞につかまり、台北駅に着くまで80分ほどかかりました。
バニラエア東京ー台北線の感想について
以上、バニラエア東京ー台北線の体験レポートになります。帰りのフライトでは、出発予定時刻を40分遅れるトラブルもありましたが、成田空港には到着予定時刻を3分過ぎた22時03分に到着しました。まだまだ就航本数が少なかったり、就航路線が少なかったりと難点もありますが、満足度と好感度は非常に高かったです。また、機会があればバニラエアのフライトを利用したいと思います。
カテゴリー: 搭乗レビュー タグ: , , , , , , , , , , , パーマリンク